矢後関 角界席巻を 故郷芽室に後援会発足
【芽室】大相撲秋場所(9月)から新十両となる町出身の矢後(23)=本名・矢後太規、尾車部屋。芽室西中出=を応援する「矢後太規芽室後援会」の設立総会が22日午後6時から町内のめむろーどで開かれた。総会後の懇親会には後援会発足に合わせて帰郷した矢後も参加し、出席者と交流した。
総会には矢後の同級生や実家のある町内会、相撲ファンら120人余りが出席した。会長に発起人代表の飛田秀樹さん(61)=町体育協会会長=を選出した。後援会の会員には同日までに町内外から200人余りが登録した。
懇親会で飛田会長は「2場所での関取昇進は史上12人目という大記録。9月10日には秋場所が始まる。力いっぱい角界で暴れ回って」とあいさつ。矢後は「幸運にも3場所目で十両デビューとなった。郷土・芽室の皆さまのご声援をいただき、頂点を目指し精進していきたい」と古里の支援者の前で活躍を誓った。
父浩史さん、母正子さんとともに各テーブルを回った矢後は、会員と写真撮影したり手の大きさを比べたりして触れ合った。
成人式以来の再会という小・中学校時代の同級生の平井良さん(23)=芽室、農業=は「(学生時代から)おおらかで優しかった。成人式の時よりもたくましくなっていてかっこいい。もっと強くなってくれそう」と期待を込めた。(澤村真理子)
会長以外の役員は次の通り。(敬称略)
▽相談役=矢野征男、谷口和徳、辻勇
▽副会長=竹島敏治、寺町平一、松山陽一
▽幹事長=柴田均
▽事務局長=木村淳彦
▽庶務=紺野裕、中村勢太
▽会計=野沢亮
▽監事=大野新、小椋孝雄