事故に予防線 道東道ワイヤ柵
【夕張】道東自動車道の夕張インターチェンジ(IC)-占冠IC間で、暫定2車線区間の飛び出し事故防止のためのワイヤロープ設置工事が進められている。工事は6月6日までで、区間内の約5キロにわたりワイヤロープが設置される。
ワイヤロープは支柱に連結した5本のワイヤが車両衝突時の衝撃を緩和する仕組み。ネクスコ東日本では今年度、過去に重大事故が起きた地点などを優先し、道東道を含む全国5本の高速道路でワイヤロープの設置を行う。
夕張IC-占冠IC間は22日夜から工事を開始。24日は作業員が工事用車両に積まれたワイヤを手で引っ張り、道路中央部分に埋め込んだ支柱に掛けるようにして設置。その後専用の器具でワイヤの緩みをなくす作業を行った。
管理する帯広管理事務所の中村克彦所長は「突破事故防止に効果があると期待している」と話した。通行止めは、期間中、金・土・日曜日を除く夜間(午後8時~翌午前6時)。(中島佑斗)