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どろんこ早乙女「楽しい」 幕別・途別小で田植え

早乙女姿で水田に入り、もち米の苗を植える途別小の児童(22日午前11時ごろ、塩原真撮影)

 【幕別】途別小学校(清水弘校長、児童25人)で22日、地域の伝統を受け継ぐ田植えが行われた。全校児童が笠と絣(かすり)の着物にたすき掛けをした「早乙女姿」で、泥んこになりながら苗を植えた。

 途別地区は帯広開拓の祖・依田勉三らが率いる晩成社が米の試作に成功し、十勝で最も早く稲作が始まった地域の一つ。1986年に水田が姿を消して以降、学校田で稲作を続けている。

 この日は途別長寿会(高橋和栄会長)の稲作経験者が指導。児童は約70平方メートルの水田にはだしで入り、昔ながらの「コロ」と呼ばれる道具で格子状に付けた目印に、もち米の苗を1本ずつ植え込んだ。1年生の北村龍馬君と高橋佳之祐君は「(泥で)ぐちゃぐちゃになったけど楽しかった。昔の人は、こんな苦労をしてたんだなと思った」「(泥が)チョコレートみたい。お米が育って食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 田植えを教えた鈴木勇さん(81)=町日新=は「昔は学校の周りも一面、田んぼだった。(児童は)一生懸命やってくれた」と話していた。(眞尾敦)

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  • 早乙女姿で稲を植える途別小の児童(22日午前11時ごろ、塩原真撮影)

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