帯工男子5年ぶりV、帯南商女子3連覇 春季高校バレー
バレーボールの春季高校リーグ大会(帯広バレーボール協会主催)が22、23の両日、白樺学園高体育館で行われた。5校によるリーグ戦の男子は3勝同士の全勝決戦で帯工が帯三条に2-1で競り勝ち、5年ぶりに優勝した。12チーム出場の女子は予選ブロックの上位4校でリーグ戦を行い、帯南商が最終戦で江陵をストレート勝ちで退け、全勝で3連覇を果たした。(古田千晶通信員)
◆帯工、1年生迎えて活性化、高体連連覇目指す
男子の帯工対帯三条は、第3セットの23-22までもつれたが、帯三条にミスが出て帯工に軍配が上がった。
帯工は1月の全十勝新人選手権で3位と全道大会出場を逃した。この日から「挑戦者として、上に登っていこうという気持ちで来た」と後藤望主将(3年)。新年度に入って1年生10人を迎えた。石原元気(同)は「練習の雰囲気も良く、モチベーションも高まった」と言う。
その石原が、帯三条戦の最終セットで20点を超えた最終盤に、勝負どころで決めた。スパイクでブロックアウトを奪い、サーブポイントで2点連取。「今まではただ思い切り打ち込んでミスをした。いろいろな方にアドバイスをもらい、コースや力加減を意識した」と冷静にプレーした。
全道出場を懸け、高体連支部大会で連覇を狙う。「ブロックなど課題も見つかった。修正していきたい」と石原。全道上位で戦える力を得ようと、チームの意識は一層高まる。
◆女子優勝の帯南商・櫻田亜夢主将(3年)の話
勝とうという意識で空回りし、20点以降が弱い。最後も24-19から詰められたように、悪い流れが出てしまった。ルーズボールが落ちぎみだった。レセプション(サーブレシーブ)も後半崩れた。精度を上げていきたい。
【男子】
◇リーグ戦
帯工 2(25-17 20-25 25-22)1 帯三条
帯工 2(25-19 25-14)0 白樺学園
帯工 2(25-14 25-13)0 帯農
帯工 2(25-14 25-15)0 帯柏葉
帯三条 2(25-22 25-23)0 白樺学園
帯三条 2(25-11 25-13)0 帯農
帯三条 2(25-17 25-14)0 帯柏葉
白樺学園 2(25-22 25-10)0 帯農
白樺学園 2(25-23 25-21)0 帯柏葉
帯柏葉 2(25-18 25-17)0 帯農
▼順位
(1)帯工4勝
(2)帯三条3勝1敗
(3)白樺学園2勝2敗
(4)帯柏葉1勝3敗
(5)帯農4敗
【女子】
◇上位リーグ戦
帯南商 2(25-21 26-24)0 江陵
帯南商 2(25-9 25-16)0 帯大谷
帯南商 2(25-10 25-17)0 帯緑陽
江陵 2(25-17 25-16)0 帯大谷
江陵 2(25-21 25-10)0 帯緑陽
帯大谷 2(25-20 25-22)0 帯緑陽
▼順位
(1)帯南商3勝
(2)江陵2勝1敗
(3)帯大谷1勝2敗
(4)帯緑陽3敗
◇下位トーナメント
▽1回戦
帯柏葉 2-0 足寄
帯三条 2-1 音更
帯農 2-0 清水
白樺学園 2-0 芽室
▽2回戦
帯柏葉 2-1 帯三条
白樺学園 2-1 帯農
▽順位決定戦
白樺学園 2-1 帯柏葉