音更高生が役場前に花植え パンジー1100株
【音更】音更高校(鈴木淳校長、生徒467人)の1年生が27日、町役場庁舎北側の植栽スペースに色とりどりの花を植えた。
単位制が導入された2015年度から、普通科1年生の地域環境の授業の一環として行っている。
この日は1、2組の計80人が参加。校内で育てた白やピンク、紫、黄色のパンジー1100株が用意された。生徒たちは、あらかじめネットで区割りされたスペースに、株をひとつひとつ丁寧に植えた。
作業を終えた武藤悠月さん(15)は「公共の場所での花植えは初めてだったが、楽しかった。小学生や役場の職員など近くを通る人がきれいだと思ってくれればいい」と感想を述べた。
同校の農場長で2組担任野坂渉教諭は「地域社会への還元の意味がある。町民に感謝されることで、生徒の心の成長につながれば」と話し、町総務課庶務係の林健一郎係長は「役場周辺の環境整備に取り組んでいただき、大変ありがたい」と感謝していた。
同校では7月にも同所で環境授業を行い、3、4組の生徒80人がマリーゴールド1100株を植える。(鈴木裕之)