カナダ留学生が豚丼づくり 広尾高で実習
【広尾】広尾高校(皆添英二校長、生徒131人)は15~22の8日間、カナダ・アルバータ州ブルックス市のブルックス高校の生徒5人を受け入れた。授業参加などを通して、日本の生活・文化に理解を深めた。
両校は1995年から、生徒の相互派遣交流を行っている。昨年9月には、広尾高から4人がブルックス高に短期留学した。
留学生は3年の相津天士さん、芝本涼華さん、2年の久野雄太さん、首藤貴大さん、高松香花さん、1年の梅田夏実さんの自宅に1人ずつホームステイし、広尾での生活を体験した。
21日は広尾高で調理実習に参加し、豚丼、かき卵汁、みたらし団子の3品を作った。豚丼を担当した留学生のテイラー・マッケンジーさん(16)は肉の「筋切り」を体験、ホストの芝本さんと一緒に肉を焼いて完成させた。マッケンジーさんは「包丁がよく切れて驚いた」と楽しそうに話していた。
芝本さんは「昨年カナダに派遣されたときは、たくさん話しかけてくれて安心できた。今回は自分が世話をしなくてはならず大変だが、受け入れる方が英語力がつきそう」と話していた。(石原秀樹通信員)