十勝のスケート4選手受賞 STVみらいアスリート賞
一般財団法人STVグループみらい財団(札幌)が主催する「STVみらいアスリート賞」の2016年度冬季表彰で、十勝の3高校のスピードスケート選手4人が受賞した。21日に各校で贈呈式が行われた。
同財団は、スポーツ競技の国際大会、全国大会などで優秀な成績を収めた中・高生アスリートに、今後の成長と飛躍を願い15年度から夏季、冬季に分けて同賞を贈っている。十勝からの受賞者は16年度夏季に陸上男子三段跳びでインターハイ優勝、国体2連覇の水谷司選手(当時帯農高3年、現日大1年)に次ぐ。
今回の受賞者は、2017世界スピードスケート選手権大会500メートル優勝の久保向希選手(白樺学園高3年)と国体スケート少年男子1500メートル覇者の堀川大地選手(同)、全国高校スケート選手権女子1500メートル、3000メートル2冠の吉村優那選手(帯南商高3年)、同女子500メートル優勝の稲川くるみ選手(帯三条高3年)の4人と、スキージャンプ全日本ジュニア選手権優勝の岩佐勇研選手(札幌日大高3年)の計5人。
久保、堀川の2選手が在籍する白樺学園高には金子長雄同財団代表理事と五十嵐広美専務理事が訪れ、湊谷匡晃副校長、奥泉慶泰スケート部部長が同席した。金子代表理事は「北海道ゆかりの選手の活躍は子どもたちに夢を与えてくれる。将来、五輪でメダルを目指してほしい」と激励し、盾を手渡した。久保選手は「1000メートルで日本高校記録の歴代1位と世界ジュニアの記録を目指したい」、堀川選手は「昨年逃した世界ジュニアに出場を」とそれぞれの目標を挙げた。(大野篤志)