音更高ゴルファー鳥海颯汰、今季さらなる飛躍誓う
ジュニアゴルフの鳥海颯汰(16)=音更高2年=が今年度、さらなる成長を誓っている。昨年は国体の少年男子の部に北海道代表として初出場したほか、日本とハワイのジュニア選手が戦うアジアパシフィックジュニアカップに日本代表として参戦。全道の個人戦で6勝を挙げ、社会人も含めた道地区アマチュアランキングで1位も経験するなど大きく飛躍した。冬期間も慢心することなく、1月下旬に宮崎で4日間の日程で行われた日本ゴルフ協会主催のジュニア強化選手を対象とした合宿で汗を流すなどパワーアップを図ってきた。(北雅貴)
鳥海は昨年度は国内外の29大会に出場した。11月に宮崎市のフェニックスリゾートで実施されたアジアパシフィックジュニアカップでは、日米の32選手が参加。団体戦では2人1組になり、1つのボールを交互に打つフォアサムマッチプレーなどを経験し、日本の優勝に貢献。個人戦でも相手チームの首脳陣が選ぶベストプレーヤーに輝いた。「良い経験になった。より戦略的にゴルフを捉えるようになった」と振り返った。
昨春に進学した音更高のバックアップにも感謝する。特に藤井勝弘前校長(4月から石狩翔陽高校長)は2001年まで道高校ゴルフ連盟理事を務めていたこともあり、折に触れて励ましの言葉をもらってきた。
1月の宮崎合宿では大きな刺激を受けた。北海道から男子は3人が参加。砂浜でのダッシュや体幹トレーニングで肉体を鍛え、アプローチショットなどの技術や精神面の強化も図ることができた。トレーナーのアドバイスで練習後の体のケアへの意識も高まったほか、「レッスン内容や短期、中期、長期の目標をメモ帳に書くようになった」。その後も合宿で得たものを継続、今季開幕へ向けて着々と準備を進めてきた。
今月16日にはPGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会北海道予選(苫小牧市・桂ゴルフ倶楽部)に出場、2連覇を狙う。本格的なシーズンインを前に、「全てで優勝するつもりで取り組む。昨年は結果は良かったが、まだ甘さがあった。練習から厳しくしていく」と力を込める。