卵焼きおいしい 「子ども食堂」に料理 帯南商生
帯広のボランティア団体「WEW(ウィー)とかち」が運営する「おびひろ子ども食堂」で18日、帯広南商業高校クッキング部(藤田葉南部長、部員20人)が特製メニューを振る舞った。
同子ども食堂(西21南3)は地域で子どもを見守る場所として昨年4月に開設。毎月第3土曜日に開かれている。昨年冬、同部の部員がボランティアとして訪れたこともあり、今回の料理提供が実現した。
メニューはハヤシライスとジャガマヨサラダ、コンソメ卵スープ、シフォンケーキ、ダチョウの卵焼きなどで、同部の2年生9人が腕によりをかけて調理した。訪れた子どもたちはスプーンや箸を止めることなく味わい、小学4年の男子児童は「卵焼きがふっくらとしておいしかった。みんなにも来てほしい」と笑顔を見せた。
今回、同部の責任者を務めた稲川苑佳さん(17)は「子どもが喜ぶメニューにした。喜んでもらえてうれしい」。鈴木彩友さん(16)も「具材の種類や栄養バランスを含め、みんなで考えた。完食してもらって良かった」と話した。(藤島諒司)