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空き店舗 活性化拠点に 大樹元気まちづくり実行委

活性化プロジェクトについて説明する中神実行委員長(左)

 【大樹】町の地域おこし協力隊の中神美佳さん(30)を実行委員長とした「大樹元気まちづくり実行委」が、空き店舗を活用した地域活性化プロジェクトを進めている。メンバーが金を出し合って空き店舗を借り、4月にはテレワークの仕事場や、イベント会場などとして利用できるような有料のスペースにする予定。人がつながり、新たな事業やアイデアが生まれる場所をつくる。

 場所は町西本通26のコンビニ南側にある空き店舗の1階部分約60平方メートル。20、30代を中心としたメンバーらが手作りで内装や家具を整えている。

 平日の昼間は、時間や場所の制約を受けずにパソコンなどで仕事ができる人ら向けのコワーキングスペース・シェアオフィス事業を、平日夜と休日はイベントスペース事業を実施。将来的には観光や移住情報を案内する事業に取り組むほか、カフェなどの出店を検討している人にスペースを貸し出し、短期間お試しで商売ができる「チャレンジショップ事業」も目指す。

 4日には、改装中の空き店舗で事業の説明会を開き、実行委メンバーら10人が参加した。中神実行委員長がプロジェクト名を、大樹町を流れる川の名前「歴舟」とイマジネーション(想像する)、コミュニケーション(つながる)、クリエーション(想像する)を合わせて「レキフネーション」とすることを説明。2年間取り組んで採算が合わなければ撤退する考えも示した。

 中神実行委員長は「チャレンジを始めやすくなり、人がつながり楽しめる環境にし、新しいことが生まれる場所をつくりたい」と話した。

 2、3月で改装、家具を製作する予定。2月11日には一般の人も対象にした壁の塗装ワークショップを開く。参加無料。また、このプロジェクトへの参加者も募集している。問い合わせは町役場の地域おこし協力隊(01558・6・2114)へ。(伊藤亮太)

関連写真

  • 空き店舗をワーキングスペースに 大樹元気まちづくり実行委 2

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  • 活性化プロジェクトについて説明する中神実行委員長(左)

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