ザ・本屋さん帯広駅店24日に閉店
書籍など販売のザ・本屋さん(帯広、高橋智信社長)は、JR帯広駅エスタ東館1階の「ザ・本屋さん帯広駅店」を24日で閉店することを決めた。台風被害でJR特急の運休が続き、計画した売り上げを確保できなかったことなどが要因。
同店は昨年6月にオープン。店舗面積は約230平方メートルで、雑誌を中心とした約3万冊に加え、文具なども取り扱っていた。しかし、JR運休の影響などで計画の半分ほどの売り上げで推移。11月末の契約更新時に、デベロッパーであるJR北海道と話し合い、12月の売り上げも伸びないため閉店することにした。
高橋社長は「当初から半年契約の試験的な店舗だった。定期配送などを通じ、他店舗でも引き続き対応できることから、閉店を判断した」と話している。
ザ・本屋さんは同店のほか、市内5店、札幌と釧路、室蘭に各1店を持つ。エスタでは2014年3月に別会社の書店が閉店して以来、書店を望む声を受け、ザ・本屋さんの出店が実現した経緯がある。管理を担う北海道クリーンシステム帯広支店は「閉店は残念。JR側からは、次の出店先については聞いていない」と話している。(佐藤いづみ)