道産鶏肉・卵輸入を禁止 香港政府
清水町の養鶏場での鳥インフルエンザ発生を受け、香港政府は19日、道産鶏肉・鶏卵の輸入を同日付で禁止したと発表した。
農林水産省によると、日本国内で鳥インフルなどの疾病が発生した際は、いったん全国で自主的に輸出を停止。その後、相手国の意向で再開の可否や禁輸地域を決める。今回は清水で発生が確認された16日付で全国で輸出を停止し、19日時点で香港サイドが道産と、11月に鳥インフルが発生した青森、新潟両県産以外の輸入は認めた。ただ、同日に宮崎県でも感染が確認されたため、全国で輸出停止が続いている。
道内から香港へ鶏肉を輸出しているのは3施設、鶏卵は14施設。十勝管内に鶏肉を扱っている施設はないが、卵は2施設が扱っている。日本から香港への鶏肉の輸出量は約2300トン、卵は約9000トンで、道産はそれぞれ3割、2割を占めている。(丹羽恭太)