師走スケッチ「年越しそば生産ピーク 新得物産」
そばの箱詰め作業に追われる従業員
【新得】師走も半ばを迎え、新得物産（町基線１０４、清水輝男社長）で年越し・歳暮用のそばの生産がピークを迎えている。パートを増員し、普段の倍の約２０人体制で今月の第４週まで製造し、３０日まで出荷を続ける。
新得そばは年間出荷量の約３分の１が１１～１２月に集中しており、今年も１１月初めに歳暮用の生産を開始した。２５００円から３０００円の商品を中心に１日約２０００箱（約３万食分）を道内のデパートやスーパーなどに出荷し、通信販売なども行っている。
今年は約５０００円の高価な歳暮の需要も伸びており、昨年の２倍の出荷。近年はそば粉の割合が高い商品が人気で、８割そばなどの生産も増やしている。
台風や天候不良の影響で例年より収量は少ないものの、味など品質は良いという。同社の赤木教仁管理部主任は「台風の時は、お客さまから心配の声を多く頂いた。感謝の気持ちを込めて年越しのそばを作っている。ぜひ、食べていただければ」と話す。
商品は同社のネットショップ「新得そば本舗」や、工場に併設する「そばの館」でも販売している。問い合わせは同社（０１５６・６４・５２１３）へ。
（那須野唯通信員）
