帯南商3年の大澤・奥山さんV2 金融経済甲子園で全道へ
第11回全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」の十勝地区予選大会が6日、帯広信用金庫中央支店ビルセミナールームで開かれた。帯広南商業高校3年の大澤真琴さん(18)、奥山夏帆さん(18)のチームが2連覇を果たし、帯広三条高校2年の池田順之介さん(16)と和淵倖来さん(17)のチームが準優勝した。両チームは12月11日に札幌で開かれる道大会に進む。
同甲子園は、クイズを通じて高校生に金融経済の仕組みについて理解を深めてもらおうと、2006年から全国規模で開催。十勝大会は3回目で、帯広信用金庫と十勝信用組合が主催、北海道銀行の運営協力で実施している。
今回は、10チーム20人(1チーム2人)が出場。筆記試験と早押しクイズで上位6チームが決勝に進み、最後のボードクイズでは経済クイズに答えながら、効果的に架空の「株」を増やしていく方式で株数の多さを競った。閉会式では帯信金の高橋嗣明常務があいさつした。
優勝チームの大澤さんは「幅広い対策学習で臨んだ。優勝できてほっとしている」と笑顔。前回の全道大会は4位で、奥山さんは「今年はさらに上を目指したい」と話した。準優勝の池田さんと和淵さんは「政治や経済が好き。全道では優勝を目指す」と口をそろえた。
全国大会で優勝すると米国ニューヨーク研修旅行に招待されるほか、出場者の中から数人、返済不要の育英奨学金を得るチャンスがある。(佐藤いづみ)