足寄食材のイタリアン提供 あしおこし隊
【足寄】町内の若手農畜産業関係者らでつくる「あしおこし隊」(隊長・沼田正俊足寄ひだまりファーム代表、隊員7人)は25日、「足寄の季節を堪能する秋のフルコースディナー」を、町内のレストラン「ヒツジ堂」で開いた。5月のフレンチに続く第2弾企画。参加者は札幌の人気イタリアンレストラン「カプリカプリ」の塚本孝オーナーシェフによる足寄産食材をふんだんに使った料理を堪能した。
同隊は足寄産食材の魅力発信などを目的に今年3月に発足。ディナーは地元の食材を町民に広く知ってもらい、魅力を感じてもらおうと企画した。
2部制で行われ、当初の定員40人を超える応募があったため、抽選によって選ばれた町民43人が参加した。
コースには「愛寄牛(あしょろうし)と石田めん羊牧場の純血マトンの炭火焼き 足寄産いろいろ豆のウチェレッテ」など隊員らが生産した食材を使った、足寄づくしのメニュー10品が並んだ。参加者は隊員の生産にかける思いに耳を傾けながら、素材の味を存分に引き出した料理を満喫した。
終了後には料理に腕をふるった塚本オーナーシェフも「素晴らしい食材がそろう足寄のことを誇りに思ってほしい」と呼び掛けた。
初参加の斉藤九三子さん(60)は「初めて口にした食材もあり、本当においしかった」。沼田隊長は「まずは足寄産食材を知ってもらうことが大切。今後も継続していきたい」と話していた。(宮木宗久)