「激甚災害指定を働きかけ」 中川衆院議員が現地視察
中川郁子衆院議員(道11区)が3日朝、十勝毎日新聞社を訪れ、台風10号など相次ぐ台風災害に対し、「(復旧事業補助が上積みされる)激甚災害の指定対象になるよう、各方面に強く働きかけたい」と語った。農業被害では「治水・農業基盤整備に関し、原状復帰ではなく、さらなる強靱(じん)化を図るよう力を尽くす」と強調した。
十勝管内の被災現場視察も相次ぎ、3日の石井啓一国交大臣をはじめ、4日は自民党政調会、5日は政府調査団、来週以降は水産庁の関係者が訪れる予定。中川氏は「十勝を知る農水省畜産担当者の酪農現場視察もある。流木でのサケ定置網の影響にも注視しており、さらなる派遣が必要な場合はしっかり要請する」と述べた。
中川氏は1日、自民党道連と芽室などを視察したほか、2日には長谷川岳参院議員とともに、浸水した十勝川温泉第一ホテルを訪れ、「特に西十勝の状況は深刻だが、台風7号に始まり、十勝で影響がない自治体はどこもない」との認識を示した。(佐藤いづみ)