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更別中央中の安村さん、柔道2年連続全国へ

西山村長(右)に健闘を誓った安村さん

 【更別】更別中央中3年の安村華琳さん(14)が全国中学校柔道大会(19日、新潟県上越市)の70キロ超級に2年連続で出場する。8日に村役場を訪れ「中学校では最後の年。ベスト4まで勝ち上がりたい」と抱負。これに対して西山猛村長は「ベスト4といわず優勝を目指してほしい。夢のオリンピック選手への一歩にして」と激励した。

 安村さんは7月31日に登別市で開かれた全道中学校柔道大会に出場。初戦は試合開始3秒で得意の払い腰で一本を決めると、準決勝は優勢勝ち、決勝は上四方固めで一本勝ちし、2連覇を果たした。

 苦しかったのは2戦目。何度も対戦した経験のある相手で、対策を練られていたため、有効な技を決めることができなかった。安村さんは「自分のペースで試合を運んでいく大切さを学んだ」と振り返る。

 2回目の全国大会では昨年のベスト16を上回るベスト4以上が目標。柔和な表情で自他共に認める優しい性格で、安村さんは「(昨年は)少し弱気になったところもあった。今年も緊張しているが、集中しながらも冷静に戦っていきたい」と意気込む。

 練習には熱心に取り組み、男子高校生や中学校の先輩との合同練習にも積極的に足を運ぶ。「小さい頃からオリンピックに出たいと思っていた。成長できるように良い経験を積んできたい」と話す。17日に更別を出発し、19日の女子個人戦に挑む。(深津慶太)

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