20チームが熱戦 池田・樽ころがし競争
【池田】十勝ワイン醸造用の樽(たる)を転がしてタイムを競う「ワイン樽(たる)ころがし競争inいけだ」(実行委員会主催)が23日午前10時から、町ワイン城下の特設会場で開かれた。町内を中心に管内外から20チームの60人が参加、ワインの町ならではの競技を楽しんだ。
開会式では勝井勝丸町長が「楽しみながら(優勝賞品の)マグナムボトルを目指して頑張って」とあいさつ。抽選で選ばれた帯広市の八木健治さん(29)が「うれしい楽しい大好きをモットーに頑張ります」と選手宣誓した。
競技は3人1チームで短距離、長距離、スラロームの3種目を実施、合計タイムで総合優勝を争った。男性は重さ約90キロ、女性は約50キロの樽を懸命に転がし、コースを外れて悪戦苦闘する出場者も。好タイムが出ると、観客から大きな拍手が巻き起こった。
札幌市から参加した河野栞さん(22)は「小さい樽でも予想外に重く、かよわい姿を見せてしまった。初めての参加ですごく楽しい」と笑顔を見せていた。(末次一郎)