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12年ぶりに盆踊り復活 足寄・螺湾地区

12年ぶりに復活し、熱気に包まれた螺湾地区の盆踊り大会

 【足寄】「第1回螺湾地区合同盆踊り大会」(実行委員会主催)が16日、地域の老人健康増進センターで開かれた。地域で盆踊りが行われるのは12年ぶり。「北海盆唄」のおはやしと太鼓が響く中、螺湾、上螺湾、上足寄の3地区の住民約200人が夏のイベントを楽しんだ。

 螺湾青年部(新妻礼隆=ひろたか=部長、15人)が昨年7月、イベントの担い手不足から十数年前から途絶えている地域の祭りを復活させようと、螺湾小学校の体育館で手作りのミニ縁日を開催。今年は大人も巻き込んだ祭りにと、同校教職員らも加わった約20人が実行委員会(新妻実行委員長)をつくり、6月上旬から準備を進めてきた。

 会場にはやぐらが設けられ、午後8時半に盆踊りがスタート。仮装の個人・団体、素踊りの3部門に、子どもからお年寄りまで約40人が参加して踊りを披露した。踊りの輪を囲み、大勢の地区住民が楽しげに見守った。

 螺湾地域に78年間暮らす木村トラさん(97)は「若い頃は自分もよく踊ったものだ。盆踊りがなくなり寂しく思っていたので、にぎやかなのはとてもいい」と懐かしそうに話した。

 ホラー映画「貞子vs伽椰子」のキャラクターに仮装して踊った上足寄の酪農業西村忠啓さん(48)と妻の佳寿恵さん(40)は「踊り疲れたが楽しかった。子どもは怖がっていましたね」と笑顔を見せた。

 会場前ではスーパーボールすくいや射的、型抜き、スマートボール、輪投げなどの縁日が行われた他、焼きそばやイカ焼き、綿あめ、チョコバナナ、クレープなどが販売され、祭りムードを盛り上げた。

 企画の趣旨に賛同し、地域や町市街地の個人・団体から70件を超える協賛があり、新妻実行委員長は「不安はあったが、多くの皆さんの協力で開催できた。来年以降も継続したい」と手応えを語った。(鈴木裕之)

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  • 足寄 12年ぶりに盆踊り復活 螺湾地区 2

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  • 足寄 12年ぶりに盆踊り復活 螺湾地区 3

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