実物大ロケット模型を展示 大樹・生涯学習センター
【大樹】インターステラテクノロジズ(本社大樹町、稲川貴大社長)がPR用に製作したロケットの模型が町生涯学習センター1階ロビーに展示されている。関連業界の国内展示会に持ち込むため、今回の展示は18日までだが、今後も使用していないときは展示を検討している。
同社は今夏、国内の民間企業単独としては初めて、高度100キロ以上の宇宙空間へのロケットを打ち上げため、開発を進めている。模型は初号機となるこのロケットの実物大で、全長8・5メートル、直径50センチ。メインスポンサーの「DMM.com」社のロゴなど塗装も初号機と同じにしている。今後行う商業打ち上げの利用者獲得に向けた宣伝に活用するため、紙の複合材などで作った。
大樹町で開発を行っていることを知ってもらおうと町内での展示を決めた。模型の写真撮影はできるが、触れることはできない。展示時間は午前9時~午後10時。稲川社長は「町の皆さんに実験を見てもらえる機会がないので、取り組みを知ってもらえたら。子供たちにもロケットや宇宙に興味を持つきっかけになると思う」と話している。
同社は31日まで、宇宙へのロケット打ち上げ費用をクラウドファンディング(CF)で集めている。支援はCF運営会社「CAMPFIRE」やインターステラ社のホームページから。(伊藤亮太)
◆クラウドファンディング概要
・クラウドファウンディングプロジェクトを開始!-InterStellar Technologies Inc.ホームページ
・みんなの力で宇宙にロケットを飛ばそう!-CAMPFIRE(キャンプファイヤー)