広報連載の工作紹介が好評 豊頃
【豊頃】町図書館(富田秀樹館長)は、町広報誌に館内の蔵書を参考にした工作などを紹介する「図書館の本で作ってみました」の連載を続けている。職員3人が毎月交替で担当して7月1日発行の広報で85回目を迎え、子どもたちを中心に好評を博している。
同図書館では「館内の本を参考にしながら簡単に作れるものを紹介し、図書館を訪れるきっかけにしてほしい」と、2009年5月に連載を始めた。中村加美さん、小関朋惠さん、角田潤二さんの3人が3カ月に1回ずつ担当。毎回10枚程度の写真を使い、丁寧に手順を紹介、作り方のアドバイスや感想も記載している。
これまでに切り紙、工作、アクセサリー、手芸品、かごなどを紹介。「家にあるものや安価に購入できる材料を使い、手軽に取り組める品を紹介するように心掛けている」と小関さん。特に夏休みや冬休みの工作などの時期には、子どもたちから作り方の問い合わせが寄せられ、「読書手帳」など、図書館利用者にとって役立つものも関心が高かったという。
主に切り紙を担当する角田さんは、これまでに立体的な昆虫や妖怪を仕上げており、「細かな作業が多くて大変だが、反響があるとうれしい」と話す。同図書館では今後も連載を続ける予定。中村さんは「これまでたくさんの種類を作っているので、工作などのアドバイスもできる。ぜひ気軽に図書館を訪れて」と呼び掛けている。
問い合わせは同図書館(015・579・5802)へ。(末次一郎)