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ヒグマ研究支援 浦幌調査会のTシャツ販売

帯広でも販売が始まったヒグマ調査会のオリジナルTシャツと学生ら。左から2人目はカリフォルニアハーベストの河合さん

 浦幌町を中心にヒグマの生態研究に取り組む「浦幌ヒグマ調査会」(佐藤芳雄会長)のオリジナルTシャツが、新たに帯広市内の衣料店「カリフォルニアハーベスト」(西1南9)や「ゴールドラッシュ」(緑ケ丘1)でも販売されている。会の活動を支援しようと始めたもので、店内には活動紹介コーナーも設置。Tシャツの売り上げは同会の調査資金になる。

 同会は、人間とヒグマの共生を目標に1998年に結成。酪農学園大学(江別市)環境共生学類野生動物生態学研究室の学生が中心となり、調査や発表、啓発活動などに取り組んでいる。浦幌町民も含め、約150人の会員がいる。

 Tシャツは学生たちの制作で、ヒグマをかたどったデザインの中に畑と人の絵をあしらっている。「ヒグマと人が同じ方向を向いており、両者の共存を表現している」と同大4年でTシャツ担当のリーダー塚野萌美さん(22)。サイズはS、M、Lの3種類。ネイビー、ナチュラル、ライムグリーンの3色があり、1枚2000円。既に同大や、浦幌町内の道の駅うらほろなどでも販売されている。

 カリフォルニアハーベストの河合裕介さんによると、同店を経営するジーアール・カンパニー(芽室)の森井英敏社長が、自然環境保護の観点から同会の活動に注目。「会への支援として(店での)Tシャツ販売を思い立った」という。

 同店では専用コーナーも開設。同会の活動内容を紹介している他、今後は研究発表なども展示する予定という。(大木祐介)

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