ロケット実物大の模型製作 インターステラ社
【大樹】インターステラテクノロジズ(本社大樹町、稲川貴大社長)は、今夏宇宙空間へ打ち上げるロケットの実物大模型を製作した。今後同社が業界向けの展示会などに出展した際に持ち込み、打ち上げサービスの宣伝に活用する。
同社は8月末に、民間企業単独では初となる高度100キロ以上の宇宙空間へロケットを打ち上げる予定。初号機は技術実証実験として打ち上げるが、その後は観測用ロケットとして年内の商業打ち上げを目指している。
模型は今後の商業打ち上げに向けて、利用者獲得に役立てようと制作した。厚さ8ミリの紙の複合材を使い、初号機と同じ全長8・5メートル、直径50センチの大きさに仕上げた。機体の色もスプレーやシートを使って再現。メインスポンサーとなる「DMM.com」のロゴも描いている。
28日に東京で行われるトークイベント「ロケットナイト~みんなの力でホリエモンのロケットを宇宙へ!~」や、今後開かれる東京、札幌などの展示会に持ち込む。
稲川社長は「商業打ち上げに向けて、ロケットの実物大を見てもらうことで販売に生かすツールにしていきたい」と話している。
同社はホームページにロケットの利用ガイドを公開し、利用者を募っている。また、7月31日までクラウドファンディング(CF)で初号機打ち上げ費用の支援を受け付けている。支援はCF運営会社「CAMPFIRE」(キャンプファイヤー)や、インターステラ社ホームページから行える。(伊藤亮太)
◆インターステラテクノロジズについて
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