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更別に「アンドア」完成 モニターサイクルツアー実施

完成した「AND・OR」に宿泊したモニターツアーの参加者たち

 【更別】旧村商工会館(村更別南2線)を改装したサイクリングセンター「AND・OR(アンドア)」が完成した。4、5日には自転車愛好者が帯広から豊頃まで走行を楽しむモニターツアーが行われ、アンドアで1泊。参加者は「自転車で走りやすい十勝で拠点ができるのはうれしい」と期待していた。

 アンドアは村の自然を活用した観光を推進しようと、更別企業(村南1線96、為廣正彦社長)が新たに事業化。事業費3000万円の一部に、村のふるさと創生基金300万円を活用した。

 1階は案内所とショップを設け、自転車や釣りざおの貸し出しを受け付ける。地元のフィッシングガイドや観光ガイドの紹介、修理用具など自転車関連商品を販売する。2階は簡易宿泊施設で、キッチンや男女別の寝室、シャワーなどを設置した。

 為廣社長は、今月完成したばかりの施設を体験してもらおうと、管内外の自転車愛好者向けのモニターツアーを企画した。15人が参加し、4日に帯広を出発し、アンドアに宿泊。5日朝に更別から豊頃を巡り、更別名産のうどんなどの地域の食や自然を満喫した。

 参加した女性からは「最低限の宿泊設備だが、トイレやシャワーが部屋の中にあるなど配慮がうれしかった」との声が聞かれた。参加した札幌市の主婦篠原奈都子さん(41)は「ニセコや富良野などでは自転車観光が進んでいるが、十勝も平たんで走りやすい土地柄。こういう拠点ができれば来やすくなるのでは」と話していた。

 アンドアでは、宿泊の受け付けを開始。素泊まり1泊2000円。ふとんを借りる場合は別途費用がかかる。レンタルサイクル業務も始めており、ロードやクロス、ミニベロ、マウンテンの4種計20台を用意。料金はロードが1日3500円、クロスが同2000円などとなっている。

 為廣社長は「子ども向けの釣り教室など更別を拠点にした遊びを楽しめる機会を作っていきたい」と話している。

 問い合わせはアンドア(0155・66・5894)へ。(深津慶太)


◆AND・ORについて
施設概要等-ホームページ

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