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ウグイの遡上ピークに 幕別・魚道観察室ととろーど

魚道観察室のガラス越しに、群れをなして遡上するウグイ(新井拓海撮影)

 【幕別】産卵期のウグイの遡上(そじょう)が十勝川でピークを迎えている。千代田新水路の魚道観察室(町相川127、通称・ととろーど)では、上流を目指して懸命に泳ぐ姿が見られる。

 ウグイは日本全国に生息する魚。春から夏の産卵期には、腹が赤味を帯び、川をさかのぼって上流で産卵する。

 魚道観察室はガラス張りで、魚道の側面からや、ドーム状の施設で水の中の様子を見ることができる。遡上は気温が上がるほど盛んになり、管理する十勝エコロジーパーク財団(本部音更)によると、ここ数日の30度を超える暑さで、1日3000匹以上が遡上する日もあった。

 土・日曜になると多くの子どもが施設を訪れ、「行け」「頑張れ!」などと急流に逆らう魚に声援を送っている。22日、本別町から訪れた栃原明己さん(10)=本別中央小4年=、佐藤希咲さん(9)=同=は「魚がいて驚いた。魚道を上ったり下がったりして面白い」と話していた。

 開館は午前9時半~午後5時。遡上のピークは午後1時半~同4時ごろ。問い合わせは同財団(0155・32・6780)へ。
(眞尾敦)

関連写真

  • 魚道観察室のガラス越し。激流に逆らって遡上するウグイに、子どもたちから歓声が上がる(新井拓海撮影)

    魚道観察室のガラス越し。激流に逆らって遡上するウグイに、子どもたちから歓声が上がる(新井拓海撮影)

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