山本幸平リオ五輪有力、MTBアジア選手権8連覇達成
【タイ】自転車マウンテンバイク(MTB)のアジア選手権は8日、タイのチャイナートでクロスカントリー男子エリートが行われ、幕別町出身の山本幸平選手(TREK FACTORY-国際自然環境アウトドア専門学校、帯農高出)が8連覇を達成した。山本は昨年の同選手権優勝で日本のMTB種目のリオデジャネイロ五輪出場枠を1つ獲得。2008年の北京、12年のロンドンに続く3度目の五輪出場が有力視されている。
レースは1周5・2キロのコースを5周。山本は1週目で先頭に立つとそのままトップを譲らず独走した。2位のカザフスタンの選手に追い上げられたが、1時間11分51秒と2位に38秒差をつけ2009年から続くアジア王座を守り切った。
各国の五輪出場枠は、国際自転車競技連合(UCI)が5月末までにワールドカップ(W杯)の順位などを基に発表する予定。ロンドン五輪では、日本の枠は1つだった。4月26日現在、UCIの世界個人ランキングは山本が日本人最上位の45位。UCIの出場枠を得られなかった場合は、昨年獲得した枠で国内選考会のやわたはま国際MTBレース(15日、愛媛県八幡浜市)の1位選手が選ばれる。
山本は4月24日のW杯今季開幕戦(オーストラリア)で自己最高の15位に入るなど好調。15日の国内選考会でも快勝を目指す。(松村智裕)
◆2016MTBアジア選手権について
・2016MTBアジア選手権リポート-日本自転車競技連盟公式ホームページ
・クロスカントリーリザルト(PDF)-日本自転車競技連盟公式ホームページ