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藤本監督(新得在住)に平和映画賞 韓国

藤本幸久監督

 【新得】町内在住の映画監督藤本幸久さん(62)が景山あさ子さん(52)=札幌市=と共同製作した作品「ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間」(2012年公開)が、韓国済州島で行われた国際平和映画祭で最高賞のインターナショナルグランプリを受賞した。

 藤本さんは04年から、普天間飛行場(宜野湾市)の移転先として知られる辺野古を中心に米軍基地問題の撮影を続けており、これまでに「マリーンズ・ゴーホーム」(05年)など、同問題をテーマに3本の映画を公開している。

 今回、最高賞を受賞した「ラブ沖縄-」は、米軍の最新鋭輸送機オスプレイの配備問題を中心にした沖縄県民の反対運動に04年から密着。韓国語の字幕版がソウルなど同国各地で上映された。

 国際平和映画祭は4月23~26日に開催。昨年12月に韓国海軍基地が建設された同島江汀(カンジョン)村で開かれ、「ラブ沖縄-」は34作品の中からグランプリに選ばれた。1つの問題に、持続して深く向き合う姿勢が評価されたという。藤本さんは「沖縄と同じ問題を抱え、苦しんでいる人たちが選んでくれたことがうれしい」と喜んだ。

 藤本さんは1954年三重県四日市生まれ。早大政治経済学部卒。95年に新得町へ居を移し、翌年から「SHINTOKU空想の森映画祭」を毎年開いている。02年に「闇を掘る」でハンガリー・レティナ国際映画祭準グランプリ受賞。28日からは新作「辺野古」の公開を控えている。
(小寺泰介)

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