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地サイダー「足寄オンネトーブルー」完成 29日発売

「足寄オンネトーブルー」を開発した上田さん

 【足寄】町を代表する観光地オンネトーをモチーフにした地サイダー「足寄オンネトーブルー」が完成した。26日、町内のレストラン「ヒツジ堂」で関係者を集めた試飲会が開かれ、開発を担当した農業生産法人「北十勝ファーム」(町美盛3)の上田七加さん(30)が「オンネトーで深呼吸したような味わいです」とPRした。29日から道の駅あしょろ銀河ホール21の売店など町内3カ所で販売を始める。

 試飲会は地サイダーを通じて地域おこしに取り組む道中小企業家同友会とかち支部とかち地サイダー研究会(林秀康代表)の例会として開催。管内各地の会員や足寄の関係者ら約30人が参加した。

 「足寄オンネトーブルー」は足寄町産のアカエゾマツの葉から抽出したフレバーウオーターを使用。色合いは淡青色。藻類から抽出した「スピルリナ色素」でオンネトーのブルーを表現した。また、香料によりやや白濁させ、湖面の色合いに近づけた。さっぱりとした喉越しが特徴で、ほんのりと森林の香りが漂う。製造はガラナ製造などの丸善市町(苫小牧市)。

 短角和牛の生産を手掛ける北十勝ファームは、湧水を牛に飲ませるなど自然にこだわった牧場経営を展開しており、上田さんは「天然素材の地サイダーができて満足。オンネトーに足を運ぶきっかけになれば」と話した。

 瓶詰め240ミリリットルで250円。今回2400本を製造。販売先は同道の駅売店の他、セブンイレブン足寄下愛冠店、オンネトー湖畔の「オンネトー茶屋」。

 試飲会に参加した、道の駅を運営するNPO法人あしょろ観光協会の伊藤貴之事務局長は「マツの香りが足寄らしい。自信を持ってお薦めできる商品」と絶賛した。

 同研究会が手掛ける地サイダーとしては今回が7品目。今後、中札内や芽室などでも商品化の動きがある。林代表は「管内全市町村での商品化が目標。地域情報の発信に貢献したい」と話している。(鈴木裕之)

関連写真

  • 地サイダー研究会のメンバーと7種類の商品。前列中央が林代表、同左が上田さん

    地サイダー研究会のメンバーと7種類の商品。前列中央が林代表、同左が上田さん

  • 地サイダー「足寄オンネトーブルー」

    地サイダー「足寄オンネトーブルー」

  • 地サイダー「足寄オンネトーブルー」完成 29日発売 4

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