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手編み布ぞうり好評 南十勝年輪レク協

南十勝年輪レクリエーション協会が製作する色鮮やかな手編み布ぞうりと嶋村副会長、立浪さん、山本さん(右から)

 【中札内】南十勝年輪レクリエーション協会(鳥倉輝夫会長、25人)が、古着を再利用して作る色彩鮮やかな「手編み布ぞうり」が好評だ。売上金は、同協会が関わる中札内放課後児童クラブの活動資金に全額充てられている。今年は4月1日から、道の駅なかさつない物産販売所「花水山」あんてぃーで販売する予定で、嶋村いつ子副会長は「子どもたちのためにもぜひ購入して」と呼び掛けている。

 同協会は毎月1回、小学校が完全週休2日になった2002年から、放課後児童クラブで料理や野外遊びなどを楽しむ「わんぱく隊」の活動を進めている。活動は、会員の会費だけでは十分とは言えず、10年からは嶋村副会長(83)、会員の山本政子さん(79)、立浪イエ子さん(87)、松波紀子さん(75)らが年間100足以上の布ぞうりを手作りし、これまでに売上金100万円以上を児童の菓子購入費用など活動資金を賄ってきた。

 材料は、知人から譲り受けた古着を使用。個性ある柄が多く、山本さんは「鼻緒と本体の配色に一晩悩むこともある」と話す。自家製のぞうり編み機を使い、一足ずつ畳の編み目と同じように丁寧に編むことで「リラックスして足が差し込めるようになる」(山本さん)。見た目だけではなく、機能性も重視している。完成度が高い商品は管外にも評判を呼び、郵送で対応することもあるという。立浪さんは「いつも村の子どもたちの笑顔を想像しながら頑張っている」と強調する。

 客のリクエストに応え、今年からは27、28センチの幅広い紳士用も製作販売する。子ども用は10センチから。価格は20センチまでが1000円、20センチ以上が2000円。嶋村さんは「1度手に取って眺めてみて。部屋の飾りにもお勧めです」と話している。

 問い合わせは嶋村さん(090・9524・5307)へ。(小寺泰介)

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