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大谷高校茶道部が学校賞 茶道エッセイコン

「学校茶道エッセイ」で最高賞の学校賞に輝いた帯広大谷高校茶道部(前列左から泉昌江さん、清原寿々音さん、、鈴木花梨さん、伊東結希さん、柳本瑠実菜さん、後列左から大西正宏校長、金澤潤吉顧問、曽我さん)

 帯広大谷高校の茶道部(鈴木花梨部長、部員37人)が、「第37回学校茶道エッセイ」(茶道裏千家淡交会主催)の生徒の部で、優れた実績を挙げた学校に贈られる「学校賞」に輝いた。道内初で、全国181校中2校の栄誉ある賞。個人では4人が第3席の「佳作」に入選し、部員は「受賞を励みに、伝統を受け継いでいきたい」と意欲を高めている。

 茶道活動を通じて感じたことを約2000字以内で自由につづって応募した。中・高校生が対象の生徒の部には、過去最多の1256点の応募があった。

 「学校賞」は応募年数や入賞状況などを総合的に評価して選出される。同部は2011年から作品を送り、13年度は第1席、14年度は最高賞に輝くなど、活動が高く評価されてきた。

 個人では、1日に卒業した前部長の柳本瑠実菜さん(3年)と伊東結希さん(同)、泉昌江さん(2年)、清原寿々音さん(2年)が佳作に選ばれた。それぞれ茶道を通じた出会いや、昨年道代表として初めて参加した全国総合文化祭(滋賀県)でのエピソードをつづった。

 茶道部は1923年の同校創立ととも誕生し、93年の歴史を持つ。帯広市内の裏千家茶道教授・曽我宗翠さんの指導の下、茶道を通して日本の伝統文化や礼儀作法を学んでいる。

 鈴木部長は「先輩方が築いてきた歴史と伝統があるからこそ。名誉ある賞を励みに今後も頑張りたい」と話し、曽我さんは「茶道が子どもたちの心の安らぎになればうれしい」と部員をたたえる。大西正宏校長は「生徒の努力が評価された。今後の活動に大いに期待したい」と話していた。
(松田亜弓)

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