ふるさと納税返礼にミニ丸焼き 池田
１００万円の寄付の特典となるいけだ牛のミニ丸焼き
【池田】町は４月から、ふるさと納税に対する特典品を拡充する。１００万円の寄付に対して「ミニ丸焼き出張サービス」を行うなど、高額寄付への特典品を新たに設け、種類は８４品に増やす。今年度の寄付金総額は２億３０００万円に達する見込みと好調で、町は「寄付金額道内トップの上士幌を目標に、今後も魅力ある特典品を考えていきたい」（企画財政課）としている。
「ミニ丸焼き」は町内の飲食店「寿楽の息子」のスタッフが東京２３区限定で、いけだ牛約１０キロを専用の機材で焼き上げるサービスを行う。この他、１００万円の寄付にはハッピネスデーリィの「ラクレットカレー」６７０個を用意。５０万円相当では、十勝ワインの各種商品が１年間にわたり毎月１回、計１２６本届くセットを設ける。
高額寄付以外では、いけだ牛の取り扱いを開始。消費・賞味期限が短い商品も加え、よねくらの「バナナ饅頭」、ハッピネスデーリィやパパラギのスイーツなども盛り込んだ。町外居住者が町内に所有する空き家を１年間定期的に見回るサービス（３万円）もある。
町のふるさと納税の特典品は２０１４年１２月のスタート時は十勝ワインの各種セットのみだったが、昨年４月から品数を拡充している。今年４月からは３月１日現在の４９品から８４品に増やし、協力事業者も１３件から２０件となる。町では今後も３カ月に１回程度、特典品を入れ替えていく方針。「数量・季節限定の特典品も増やし、寄付金を募る仕掛けを考えたい」（企画財政課）としている。（末次一郎）
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