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定年する校長と思い出のパスタ作り 中札内中3年生

卒業の思い出に生徒とパスタ作りを楽しむ中野校長(中央)

 【中札内】今春定年退職する中札内中学校の中野安博校長をゲストティーチャーにした、3年生の家庭科授業が7、8の両日、同校で行われた。校長は音楽が専門ながら、自宅に教員を招いて腕をふるうほどの料理好き。卒業する生徒と双方の思い出づくりにと家庭科の佐々木睦美教諭が企画した。

 3年生2クラス44人が参加。スモークしたベーコンと鶏肉などから生徒が食材を選び、塩コショウで炒めてトマト缶などと合わせてソースを作った。中野校長は「調味料はシンプルだが、食材の違いで大きな差が出る。食べ比べて楽しんで」などと生徒に声を掛けて短い時間の交流を楽しんでいた。

 松島萌さんは「校長先生がとても近く感じられてうれしかった。家族にも料理を作ってあげたい」と笑顔だった。中野校長は「単に食事を食べるだけでなく、食べる楽しみやもてなす喜びを持ち続けてほしい」と話していた。(小寺泰介)

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  • 手作りしたパスタを食べながら生徒との会話を楽しむ中野校長(右)

    手作りしたパスタを食べながら生徒との会話を楽しむ中野校長(右)

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