道内外17人参加 然別湖弁天島のパワースポットツアー
【鹿追】道内で有数のパワースポットとされる然別湖の中に浮かぶ小さな島「弁天島」を参拝するツアーが5、6の両日、鹿追町然別湖で開かれた。道内外から参加した17人が凍結した湖面を歩いて弁天島に上陸し、大自然の持つエネルギーを全身に浴びながら運気アップを願った。
ツアーを企画した札幌在住の風水研究家、大谷修一さんは、山で囲まれた然別湖は『気』がたまりやすい「山環水抱(さんかんすいほう)の地」で、同湖中央北側にある直径20メートルほどの島「弁天島」は「水」と「山」のエネルギーで二重に守られた「最強のパワースポット」と位置付ける。
夏季は遊覧船やカヌーで近くまで行くことができるものの、上陸はごく限られた人にだけ許されており、今回の参拝ツアーは湖面が凍結していることで鹿追町観光協会、ホテル福原の共催で実現。十勝管内をはじめ札幌、北見、遠くは東京や兵庫県からの参加者もいた。
初日にパワースポットセミナーを受けた一行は、2日目にスノーシューを履いて然別湖ネイチャーセンターの自然ガイドの案内で弁天島を参拝。吹雪の中の行軍となったが、1時間弱で到着。鳥居をくぐり、ほこらの前で手を合わせた。札幌から参加した島澤信明さんは「岩笛」を吹き、「笛の音が宮に吸い込まれるような感覚を受けた」と話した。北海道旅行を計画中、今回のツアーを知って参加したという東京の女性は「鳥居をくぐった時に風が吹き、エネルギーを感じた。気持ちが良かった」と満足そうだった。
大谷さんは「吹雪も龍神の息吹。みんなエネルギーをたくさんもらったはず。地元の人にも関心を持ってもらえれば」とし、今後も道内各地のパワースポットツアーを企画することにしている。(大野篤志)