彩凛華、来場者過去最高の５万２７５人
過去最高の５万人が来場した彩凛華
【音更】十勝川温泉の十勝が丘公園ハナック広場で２月２８日まで３７日間にわたって行われたロングランイベント「第２５回おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華（さいりんか）」の来場者数が過去最高の５万２７５人（前年比１３・１％増）に上り、初めて５万人の大台に達した。釧路など十勝管外からの来場者が目立った。
雨天のため中止となった２月１４日を除く１日あたりの来場者数は１３９７人で、過去最高を記録した昨年を上回った。今年は平日が７００～８００人、土日が２０００～３０００人で推移。２月上旬の中華圏の旧正月「春節」の期間中は平日で約１０００人が訪れにぎわいを見せた。
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特に釧路など十勝管外からの来場者が多く、釧路ナンバーの車も目立った。「彩凛華というイベントが管外の人にも少しずつ認知されてきている」（実行委）とする。
知床ファンタジアや層雲峡の氷瀑まつりなど「ひがし北海道冬の８大祭り」の中で、彩凛華が唯一「光と音のショー」の演出があるため、ツアー客の評判もいいという。期間中は全体を通して天候に恵まれたことも奏功した。
一方、多くの来場者への対応も課題に。今年は会場から少し離れた湯の里会館付近に第３駐車場を設けたものの、誘導がスムーズにいかず、３０００人近くが訪れた土・日曜日には車の列ができた。
今年１０月には旧グランドホテル雨宮館跡地に多目的施設「ガーデンスパ十勝川温泉」もオープン予定で、同施設と連携した集客が課題となる。また、来年は春節が１月下旬から始まるため、イベント期間の後半に集客する仕掛けが必要だ。
実行委は「さらなる集客増を目指し、海外のプロモーションなども含めて戦略を立てていきたい」としている。（川野遼介）
◆彩凛華について
・未体験の冬のエンターテインメント－音更町十勝川温泉観光協会ホームページ
