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若者もGBやろうよ! 20、21日芽室で「道ユース交流会」

若手ゲートボール選手の交流大会を企画した塚田さん(右)と久保さん

 【芽室】ゲートボールに親しむ若手競技者の交流を深めようと、初めての「道ユース交流会」と「道ユース・ミドル親善大会」が20、21の両日、町健康プラザ(西3南6)で開かれる。若年層の競技人口が少なく、ゲートボールの将来に危機感を抱いた町出身で北海道大学2年の塚田大河さん(20)が発案。町内の競技関係者の協力を得て開催にこぎ着けた。

 塚田さんは芽室小5年の時、町内の弥生公園を拠点にしていたチームに子ども会員として所属。大学進学まで他の子どもたちとともにゲートボールに熱中、町内では何度も優勝を経験した。現在もアルバイトや講義の合間を縫って、公務員や高齢者に交ざってプレーを楽しんでいる。

高校や短大で経験しても卒業すると競技を続ける若者は少ない(2014年の発祥の地杯学生交流会)

 若手向け大会を計画したきっかけは「子どもの時に競技を始めても続けている人が少ない」と感じていたからだ。ゲートボールの競技人口の多くは高齢者。また、野球やサッカー、スケートなどに比べ、塚田さんのように競技に親しむ小学生は少ない。

 近年は白樺学園高校や芽室高校、帯広大谷高校が同好会や部を結成。高校の卒業生や帯広大谷短大の学生らも大会に出場するようになった。ただ、学校卒業後、社会人になっても競技を続ける環境が整っていないのが現状だ。

 塚田さんは「将来にゲートボールを残していく上で、若い競技人口が少ないのは問題」と危機感を抱く。昨年10月に若手向け大会のアイデアを実現しようと、白樺学園高で競技を始め、札幌市内の専門学校に通う町出身の久保香菜絵さん(19)ら若手選手にも声を掛け、大会の準備に取り組んできた。

 小学生時代の指導役だった吉田正博さん(町GB推進協議会副会長)ら町内の関係者も協力。冬期間のさまざまな団体の活動となる同プラザの日程調整、使用料の減額など「芽室の皆さんの力がなければできなかった」と感謝する。

 今大会の最大の目的は若手選手の交流だ。全ての参加者がゲートボールを楽しむことが目標。塚田さんは「勝ち負けよりも和気あいあいとした雰囲気をつくりたい」と狙いを話す。

 20日午前8時からのユース交流会は10~29歳のユース世代、21日午前9時半からの親善大会は500円、65歳未満のミドル世代も対象。参加料は交流会が300円。

 塚田さんは子どもの時に競技を経験しながら、進学・就職でやめてしまった人にも参加を呼び掛ける。問い合わせ・申し込みは塚田さん(h.youth.gb@gmail.com)へ。(深津慶太) 

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