「マイ・リトル・ガイドブック-ice-」撮影開始
【新得】首都圏在住の十勝出身者らでつくるグループ「ワイガヤ十勝」(柏尾哲哉代表)が制作する映画「マイ・リトル・ガイドブック-ice-」の撮影が27日、町内の共働学舎新得農場(宮嶋望代表)で始まった。
同映画は、同グループが十勝の魅力を世界に発信するための素材として制作する。昨年春に完成した1作目(夏編)の続編(冬編)で、今回も幕別町出身の映像作家逢坂芳郎さんが監督を務め、台湾の若手女優ウー・シンティさんが、主人公である台湾の旅行会社の女性役を演じる。
新ツアーの企画で十勝を訪れた主人公が地域と触れ合いながら十勝の価値を発見する前作に続き、今作は十勝を再訪した主人公が地元住民や外国人と交流する設定。初日の撮影は午前9時ごろに始まり、同農場でチーズの作り方を取材している場面などを撮影。宮嶋代表も出演し、農場内の交流施設で主人公からインタビューを受ける様子などを撮った。
逢坂さんは「十勝での暮らし方、働き方をそのままの姿で描いている。映画を見た人が自然と十勝に訪れるような映画にしたい」と意気込みを語った。
撮影はこの後、しかりべつ湖コタン(鹿追)、サホロスキー場(新得)、ぬかびら源泉郷(上士幌)などで2月半ばまで行われる。映画は今夏までに完成、試写会などを行い、今秋にインターネットでの公開を予定している。
続編の資金調達は前作と同様、インターネット経由のクラウドファンディング方式を採用した。前作はインターネットの動画サイト「YouTube」で公開され、昨年10月の札幌国際短編映画祭で実行委員会特別賞・アミノアップ北海道監督賞を受けた。(菅生佳孝)
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