冬休み期間に生活習慣を見直そう 鹿追「すくすく週間」
【鹿追】町立教育研究所(所長・小澤一記鹿追中校長)と町社会教育委員の会議(菊池輝夫委員長、委員16人)は、今月7~13日の7日間を「すくすく週間」に設定する。子どもたちに生活習慣をチェックしてもらうとともに、保護者や地域の人にも子どもへの関心や見守りへの意識を高めてもらおうと、子どものチェック項目に連動したアンケートを実施する。
同研究所は、子どもの学力向上には学校の授業改善や家庭学習の強化だけでなく、学ぶための土台となる生活習慣から改善しようと、2013年度に「鹿追すくすく運動」を提唱。「けじめのある生活ができる」「あいさつで人と接することができる」「約束やきまりをまもることができる」の3つの達成目標を掲げ、就学前、小学校(低・中・高学年)、中学校と発達段階に応じた、子どもの生活習慣表を独自に作って、推進している。
社会教育委員の会議でも同運動を推進することにし、同研究所と連携してチェックシートとアンケートの実施を「すくすく週間」に行う。
認定こども園や地域保育所の3歳以上から中学生までを対象に、「あいさつをすることができた」「片付けができた」「テレビやゲームの時間を守ることができた」など12項目の目当てを設定し、それぞれ5段階の「自分チェック」と「他の人チェック」を書き込む。
地域の人に対しても「すくすく週間の間に見た(会った)子どもはきちんとあいさつや返事ができていたか」などのアンケートを行う。
子どもには学校などを通じてチェックシートが渡っており、地域の人には社会教育委員が手分けして配布し、回収する。
また、同運動をアピールするポスターも制作し、公共施設やスーパー、飲食店、コンビニなど60カ所に掲示してもらっている。
社会教育委員会議の事務局は「チェックシートを通して子どもと保護者が生活習慣の見直しに役立ててもらい、地域の人たちにもアンケートを通じて地域の子どもに目を向け、関心を持ってもらえれば」としている。(大野篤志)