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芽室のワインヴァレー研究会発足 会長に岡本さん

会長に選ばれあいさつする岡本さん

 【芽室】町内でワイン造りの構想を進める「Memuroワインヴァレー研究会」が11日に発足し、設立報告会が町内の国民宿舎新嵐山荘で開かれた。会長には町内のヨガ教室講師、岡本薫さん(33)を選出。ワインを核にツーリズムや地域づくりにつなげたい発起人たちが構想の概要を披露した。

 岡本さんは「芽室に生まれた身として、30年後の十勝を想像すると少し暗いのではないかと思う」とした上で、「この構想は食や自然、人をつなげる心豊かなものになるはず。十勝の付加価値をもっと高めたい」とあいさつした。

 続いて惠田喜歩事務局長が研究会の活動趣旨を説明。「幸せと感じる生き方が多様化する中で『美しく生きること』がコンセプト。ワインをきっかけにまちづくりを考える団体にしたい」と語った。

 研究会の構想では、ブドウ農園やワイナリーのほか、農産品販売所やレストラン、体験学習・宿泊施設、庭園などの複合化を計画。ブドウは今年、町内の農家が栽培を始めた。将来的にワインツーリズムとして発信し、雇用の創出や観光振興につなげたい考えだ。

 報告会には、管内の行政・経済関係者ら約50人が出席。来賓を代表して十勝総合振興局の赤池政彦産業振興部長と町の手島旭農林課長があいさつ。また、料理研究家の服部幸應さんらがビデオメッセージを寄せ、研究会の活動にエールを送った。(深津慶太)

 研究会の役員は次の通り。(敬称略)

▽会長=岡本薫
▽副会長=菊地英樹
▽理事=内藤彰彦、中島セイジ、尾藤光一、吉田知浩
▽事務局長兼会計=惠田喜歩
▽監事=家内裕典、延與幸嗣

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