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冬休みに家読チャレンジ事業 帯広市図書館

「家読ノート」を手にする市図書館の鈴木恵副主幹。家庭などでの読書の習慣化を促す

 冬休みはおうちで読書しよう! 帯広市図書館(本江宏子館長)は市内の小・中学生を対象に「家読(うちどく)にチャレンジ事業」を始める。冬休み期間中に家庭で、本に親しんでもらう新たな試み。全40校を通じて児童・生徒に配布する「家読ノート」に感想(小学生5冊以上、中学生3冊以上)を記入し、同館に提出すると、抽選で40人にプレゼントが当たる。

 第3期帯広市子どもの読書活動推進計画(2015~19年度)によると、市内の「読書が好き(どちらかと言えば好きも含む)」な割合は児童85・6%、生徒81・9%と全国(児童72・2%、生徒70・2%)、北海道(同71・6%、同74・5%)を大きく上回る。

 ただ、平日1日における家庭や図書館での読書時間が「10分より少ない(全く読まないを含む)」は、全国、北海道を下回っているものの、児童・生徒ともに3割を超えている。学校では読むが、自宅では本を手にしていない現状が浮き彫りとなり、「家庭などでの日常的な読書習慣の普及と定着に向け、家読促進が必要との認識が改めて強くなった」(同館)という。

 今回の事業では、受験を控える中3生を除く約1万1000人にA4判の家読ノートを配布。冬休み(23日~1月18日)を期間として、読んだ本の感想などを記入してもらう。記入欄は家族分も設けてあり、「みんなで同じ本を読んだり、読んだ本について話し合ったりすることで家族の絆を深めてほしい」(同)。

 何を読んでいいか分からない人のために、ノートの巻末には学年に応じたブックリストも盛り込んだ。

 抽選の申し込みは1月31日まで(1人1回)で、2月20日に公開抽選会を行う。本江館長は「新事業をきっかけに、家庭でのテレビ・ゲームの時間を読書に振り替え、本に親しむ時間をつくってほしい」と話している。ノートは小・中学校での配布後、同館や市のホームページでも配る。
(関根弘貴)


◆家読について
「わくわく♪ドキドキ!! 家読(うちどく)にチャレンジ!」-帯広市ホームページ

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