特別展「思考するアート コトバノカタチ」開幕 帯広美術館
道立帯広美術館(帯広市緑ケ丘2)で3日午前9時、特別展「思考するアート コトバノカタチ」(同館主催)が開幕した。来場者は「感じる、思う、考える」をキーワードに、十勝管内外の作家12人がさまざまな表現形式で仕上げた作品を読み解いている。来年3月16日まで。
会場にはジャンルの垣根を越えた幅広い作品約40点がずらり。十勝からは八重柏冬雷さん(芽室)、池田緑さん(帯広)ら5人が出品した。開会式で石堂普之館長は「時を忘れて楽しんで」とあいさつ。来場者は各作家の世界観に触れていた。
同館学芸員の野田佳奈子さんは「書道、油絵、水彩画、立体などバリエーションの豊富さが見どころ。学校連携事業として、中学生(帯広南町中、下音更中)の作品や感想などを集めた新鮮な取り組みも見てほしい」と話している。
開会中は、作家が作品への思いを語る「アーティスト・トーク」など関連事業もある。コレクション・ギャラリーでは「時間(とき)のかたち」を同時開催する。
午前9時半から午後5時(最終日は午後4時半)まで。月曜休館(来年1月11日は除く)。観覧料は一般720円(コレクションギャラリー170円)、高・大学生410円(同100円)。小・中学生200円(同無料)。コレクションギャラリーとの共通料金は一般760円、高・大学生430円、小・中学生200円。
(関根弘貴)