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FC甲山レディース準Vで全国へ 全日本女子フットサル道予選

結成2年目で全道準優勝、全日本出場を決めたFC甲山レディース(前列中央が白浜亜美主将)

 フットサルの第14回道レディース大会兼第12回全日本女子選手権大会道予選(9月13、27日・江別市など)=道サッカー協会、道フットル連盟主催=で十勝から出場したFC甲山(こうやま)レディースが準優勝し、全日本女子選手権大会(11月6~8日・釧路市)出場を決めた。結成2年目、大会初出場で快挙を成し遂げたチームは、夢の舞台でも上位進出を狙う。

 大会には10チームが出場。FC甲山レディースは、4チームで競った1次ラウンド・グループAで札幌の2チームに圧勝。さらに、4連覇中のSafilva Colmillo(札幌)とも1-1で引き分け、1位通過して選手たちは「いける」と一気に手応えをつかんだ。

 全国切符を懸けた決勝ラウンド準決勝。CLIO-NE(札幌)に対し、帯工高2年の新谷結が先制ゴールを決めると、前半のうちにエース笠木育美が追加点。相手を無失点に抑えて2-0と完勝し、歓喜の瞬間を迎えた。決勝では再び対戦したSafilva Colmilloに残り3分から2失点し1-2で惜しくも逆転負けしたが、最後まで粘りを見せた。

 チームは、十勝フェアスカイFCの菖蒲友幸代表らが「十勝から上を目指そう」と女子選手に呼び掛けて昨年結成。帯広在住の高校生から20歳代を主に、菖蒲代表が国体のサッカー女子道代表監督を務めた際のメンバーだった邨中彩日(むらなかあやか、苫小牧)らも加入した。

 GK白浜亜美主将は「男子選手とプレーしたことで自然と力が付いた」と振り返る。管内のフットサルリーグや週2回の練習で男子としのぎを削り、スピードやパワーに圧倒されながらも徐々に対応していった。大会では、邨中を中心とした堅守に加え、新谷、遠藤七菜(帯柏葉2年)の高校生2人が1試合ごとに成長し、躍進を支えた。

 全日本には強豪12チームが集う。「予選を1位で突破し、ベスト4を狙いたい」と小林敦司監督。白浜主将は「セットプレーが攻守で重要になる。全道準優勝もうれしかったが、全日本でも戦える自信はある」と初陣で一気に頂点へ駆け上がる構えだ。(松村智裕)

<<FC甲山レディース>
▽監督=小林敦司
▽コーチ=吉田幸司、菖蒲友幸、岡崎友樹、大谷将一、山崎泉
▽選手=白浜亜美(主将)、笠木育美、新谷結、米永吏来、邨中彩日、大久保美聡、遠藤七菜、岩崎真実

◆道予選(関係分)
◇1次ラウンド
▽Aグループ

FC甲山レディース 6-0 札幌信濃FC
FC甲山レディース 7-1 札幌BONITA FC
FC甲山レディース 1-1 Safilva Colmillo (札幌)
▽順位
(1)FC甲山レディース2勝1分
(2)Safilva Colmillo2勝1分
(3)札幌信濃FC1勝2敗
(4)札幌BONITA FC3敗
※同勝敗の場合は得失点差による

◇決勝ラウンド
▽準決勝

FC甲山レディース 2(2-0 0-0)0 CLIO-NE(札幌)
▽決勝
Safilva Colmillo 2(0-1 2-0)1 FC甲山レディース

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