ジャガイモアート、一般公開始まる
【芽室】NPO十勝めむろ赤レンガ倉庫(浅野修代表)が町内の農協倉庫跡(町東3ノ1)で制作した「巨大じゃがいもアート」の一般公開が1日午前10時半、始まった。
同アートはカラマツなどの廃材を用い、ジャガイモを模した。会場には巨大なジャガイモとともに、世界100カ国以上から集まった絵や造形など約1万点が展示されている。
バングラデシュの子供たちは水上に舟を浮かべた市場を描き、今なお紛争が続くガザの子供たちの絵では上空を戦闘機が飛ぶ。それぞれに日本とは異なる“日常”が表されている。
この日は午前中、自身の作品が展示されている小学生らが訪れ、世界の他の作品と見比べていた。浅野代表は「この場所が、国内だけでなく世界にも目を向けるきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。
同アートは帯広出身の現代美術家・浅野さん(鎌倉市在住)を中心に2012年に制作が始まり、3年半を費やして完成した。年内の一般公開は31日まで。入場無料。午前10時半~午後5時。月曜休館。(大谷健人)