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サービス介助士を育成 帯広信金 

ゴーグルやサポーターを装着して、高齢者体験する受講生

 帯広信用金庫(増田正二理事長)は、職員の高齢者や障害者への介助技術を向上させようと、「サービス介助士」の育成を進めている。今年度は職員16人が認定にチャレンジ。15、16日には帯広信金本店第2ビルで、資格取得の最終関門になる実技教習と検定試験が行われた。

 サービス介助士は、主にサービス業の分野で導入が進む資格のひとつで、高齢者などの外出時に声かけしたり、段差を越えるのを手伝ったりする技術を習得する。

 この資格を認定する日本ケアフィット共育機構(東京)によると、企業単位で介助士実技教習と検定試験を行うのは、帯広市内では今回が初めてで、道内金融機関でも珍しいという。

 帯広信金では昨年、1人が介助士を取得。今年は、より来店者への接客技術を磨いて顧客満足度を向上させようと、職員全員に取得を呼びかけた。応募した16人は6月から通信講座を受講するなどし、取得準備を進めてきた。

 15日から開かれた実技教習では、同機構のインストラクター2人が講師を務め、ホスピタリティの理念などを講話した他、高齢者の身体的な状況をより理解するための高齢者疑似体験などを実施。受講生は高齢者の視野を体感できるゴーグルや、関節サポーターを装着して、外出や買い物などを体験した。

 受講した大樹支店の高場玲那さん(20)は「ご高齢のお客さまへの対応や、車いすの方の介助の方法を習得したい」と話していた。帯広信金総務部では「目配りや心遣いができる人材を育成し、よりCS向上につなげていきたい」としている。(長田純一)

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