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帯柏葉高3年連続で最優秀校に 全国高文祭新聞部門

3年連続で最優秀校に選出された帯広柏葉高校の新聞局員ら。手前左が對馬局長

 今年度の全国高校総合文化祭(総文祭、7月28日~8月1日・長崎市)新聞部門の「高校新聞年間紙面審査賞」で、帯広柏葉高校が最優秀校(5校)に選ばれた。同校が最優秀校に選ばれたのは3年連続で通算で15度目。同校新聞局(對馬雪乃局長、局員14人)が発行する「柏葉高新聞」の、企画・取材力に加え、紙面レイアウトや見出しの巧みさ、写真の躍動感などが高く評価された。

 同審査賞は1年間に発行された学校新聞を審査するもので、昨年12月の第1次審査で入賞した44校が今回の最終審査に臨んだ。

 帯広柏葉高新聞局は年に4回、20~24ページ建ての「柏葉高新聞」に加え、学校行事などを中心とした速報版「とかちばれ」の発行など精力的に活動。柏葉高新聞は最新号(7月27日号)で229号を数える。

 今回、審査対象となった号のうち、225号(昨年7月28日号)は山岳部が北海道高校登山選手権大会でアベック優勝を果たしたニュースが1面トップ。特集では東日本大震災について、自校だけでなく群馬県立高崎高、福岡県立修猷館高でも意識調査を行い比較するなど、4ページにわたって展開した「3・11その後」をはじめ、硬軟多彩な記事が掲載されている。

 編集長の小笹瑠唯君(2年)が「社会的な問題であっても高校生の感覚、目線を取り入れるよう心掛けている。また、しっかりと読み込める特集と、気軽に読める記事のメリハリを大切にしている」と編集方針について話すように、紙面全体に、生徒が親近感を覚え、新聞を読むきっかけとなるような「仕掛け」が存分に含まれている。

 局をけん引してきた3年生6人が229号をもって引退し、新体制が始動。新局長となった對馬さん(2年)は「生徒に読んでもらえるための新聞をこれからも作り続けたい」と抱負を語っている。(大谷健人)

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