おびひろ平原まつり開幕
帯広の夏の風物詩「第68回おびひろ平原まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)が14日午後0時半、盛大に開幕した。16日までの3日間、平原通(西2南7~11)と広小路を舞台に、大道芸やみこし、盆踊りなど、賑やかな催しが展開され、市内中心部は人々の熱気に包まれる。
この日の帯広は正午までの最高気温が23・3度(午前11時57分観測)を記録し、空は曇っているが、会場は開幕前から多くの人で賑わっていた。午前11時半からの第一中吹奏楽部のオープニング演奏に続き、午後0時半から開会式が同推進委員会会長の米沢則寿帯広市長が「3日間大いに楽しみ、十勝の地域のつながりと誇りを再確認してほしい」とあいさつ。類家直人平原まつり実行委員長が開会宣言した。次に「ふるさと・未来餅まきき」が行われ、十勝産の黒豆と白小豆を使った餅がそれぞれ680個、子供達にまかれた。
催しは開会式前からも各エリアで開始しており、8丁目では、今回初めてばんえい十勝から、市の特別嘱託職員であるばん馬「キング号」が登場し、来場者はキングとのふれあいを楽しんだ。家族やいとこと一緒に会場を訪れていた豊成小学校2年の神田凌佑君(8歳)は乗ったキング号について「馬には乗ったことが何度もあるが、ばん馬は初めて。普通の馬より大きくて、楽しかった」と笑顔を見せた。
14日は午後7時から「夢降夜」(西2南8、9)が開かれ、若者や子供たちがみこしを担ぎ、五穀豊穣へ祈りと、十勝開拓の先人に感謝をささげる。15、16日の午後7時からは「第57回おびひろ盆おどり」、16日の午後5時半には「第8回子ども盆おどり」も開かれる。(大木祐介)
◆第68回おびひろ平原まつりについて
・第68回おびひろ平原まつり-公式ホームページ
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