白樺見せた底力 高校野球
【兵庫県西宮市】高校野球の第97回全国選手権(日本高野連など主催)第3日は8日、阪神甲子園球場で行われ、4年ぶり出場の白樺学園は2度にわたる同点劇も及ばず、下関商業(山口)に延長十一回、3-4で惜敗した。
第2、第3試合が延長戦だったため、予定より1時間遅れて試合が始まった。さらに雷や降雨で途中約1時間の中断を挟み、午後7時を過ぎる長丁場の試合となったが、加藤隆舗(3年)の本塁打など北北海道王者の奮闘が2万8千人の来場者を沸かせた。白樺学園にとって前回2011年から通算し3試合連続の延長戦で、2試合連続のサヨナラ負け。北海道勢は2年ぶりに2校が初戦敗退となった。
白樺学園は、10日午後に帰道。道内で最も遅い1、2年生の新チームが始動し、春の選抜出場を目指す。(岡部彰広、塩原真)
白樺学園・戸出監督の話
生徒たちは最後まで頑張ってくれた。最後の最後まで守っていこうと話していたが、相手に伝統校らしい粘り強い打撃をされてしまった。(時事)