２５年ぶり磯船競争に熱い声援 十勝港まつり
呼吸を合わせて船をこぎ進める参加者（１日午前１１時２０分ごろ、塩原真撮影）
【広尾】「第６０回十勝港まつり」（協賛会主催）が１日、十勝港第３、４埠頭（ふとう）で開かれた。２５年前に人気を博したイベント「巨大磯船競争」が復活し、人力で船をこぎ進める熱戦が会場を盛り上げた。
１６チームが参加。１チーム１０人が息を合わせてオールをこぎ、１００メートルで順位を競った。仮装をして臨むチームや方向が変わって思うように進まない船もあり、来場者の注目を集めていた。
所属するよさこいソーランチームのメンバーと参加した帯広市の公務員佐々木剛志さん（２８）は「船をこいだり、海に出たりする経験はなかなかできないので楽しかった。来年も開催されれば出場したい」と話していた。
今回は６０回の節目を盛り上げようと、町内の有志が中心となり、新たなイベントを多数用意した。磯船競争と同様に過去に人気があった海上綱渡り大会も復活したほか、道内を中心に活動するヒップホップグループ「Ｎ．Ｃ．Ｂ．Ｂ（ＮＯＲＴＨ ＣＯＡＳＴ ＢＡＤ ＢＯＹＺ）」を招いた野外ライブも企画した。
（伊藤亮太）
