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開西病院チームグランプリ、管理栄養士レシピコンテスト

生地の中にもどん豆が混ぜ込まれた「豆まめガトーショコラ」

 道産食材を使った「第2回病院レシピコンテスト」(地域健康社会研究所主催)の低カロリースイーツ部門で、開西病院(帯広、細川吉博院長)の栄養科チームが考案したレシピがグランプリに輝いた。昨年の第1回大会では銀賞にとどまっていただけに、チームは最高の結果に笑顔を見せている。

 同コンテストは道産食材を使い、家庭でも簡単に作れる健康的なレシピを募集し、栄養学やオリジナリティー、味などを審査する。今回は1食100キロカロリー以内のスイーツがテーマ。道内の管理栄養士、栄養士が対象のプロ部門に83件、栄養学科のある短大・大学生が対象の部門に39件の応募があった。

グランプリ獲得を喜ぶ村瀬さん、山口さん、廣川さん(右から)

 開西病院は栄養科の山口裕子主任(31)、村瀬千穂さん(31)、廣川安由子さん(28)の3人で挑んだ。道産黒豆のどん豆などを使ったケーキ、アイス、プリン、クッキーの4種類のレシピで応募し、書類による1次審査で「まめ豆ガトーショコラ」が上位5品に贈られる金賞を獲得。プロの料理人らが金賞作品を試食する最終審査(12日・札幌)で最優秀に選ばれた。

 応募に当たっては何度も試作し、病院スタッフに試食してもらった。100キロカロリー以内という制約のため、初めは「甘くない」「物足りない」など不評だったというが、生地に豆腐を加えることで、バターを減らしてもしっとり感が出るように工夫した。その結果、通常のレシピの半分程度の99キロカロリーでボリュームと甘さのあるレシピができた。どん豆を使うことで、下処理なしで香ばしさを出せる点もポイントという。

 山口主任は「他の金賞の作品がおいしく、見た目もきれいで、グランプリはないと思っていた」と審査を振り返り、「実際に患者さんに提供して喜んでもらいたい。糖尿病でも、甘い物が食べたい人などにも参考にしてもらえれば」と話している。(丹羽恭太)

 十勝管内のその他の入賞者は次の通り。(敬称略)

◇プロ部門
▽金賞=高橋知子、成田由香(介護老人保険施設ケアステーション・アンダンテ)
▽銀賞=小向彩弓(十勝リハビリテーションセンター)
▽入選=大津愛子(北斗病院)奥山恵美子(地域密着型介護老人福祉施設アルペジオ)

◇学生部門
▽金賞=大西のどか、本多美雪(以上帯広大谷短大)
▽入選=堀彩香、池田理乃、老松史絵、渡部あすみ、廣橋由里香(以上同)


◆第2回病院レシピコンテストについて
第2回病院レシピコンテスト(低カロリースイーツ部門)開催結果のお知らせ-地域けんこうNetホームページ

関連写真

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