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道内14カ所で投げ銭落語会 帯広出身の桂三段さん

道内14カ所限定で投げ銭落語会を開く桂三段さん

 帯広市出身で、六代桂文枝さん一門の落語家・桂三段(38)=本名・小川洋二=さんが道内で「投げ銭落語会」を開く。北海道に活動拠点を移してから初めての単独イベントで、自身が文枝さんの14番目の弟子であることにちなんで14カ所限定とする。町内会、老人クラブ、会社など、どんなイベントでも交通費、宿泊費、機材送料のみで駆け付ける。三段さんは「記念すべき公演の初回は、ぜひ故郷の十勝・帯広で」と申し込みを呼び掛けている。

 三段さんは帯広緑丘小、帯広第五中、芽室高卒。札幌市内の歯科系専門学校を出て、同市で歯科技工士として働いた。2005年に文枝さん(当時・三枝)の創作落語を聞いて感動。札幌での公演時に履歴書を片手に志願した。吉本興業グループの「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」に所属。芸名は「三段跳びのように飛躍できるように」と文枝さんが付けた。上方落語協会では唯一の北海道出身者。

 大阪で修行を積み、11年から4年間、事務所の企画で島根県に住んだ。今では同県ふるさと親善大使「遣島使」も務める。今年4月に拠点を地元の北海道に移した。

 今回の落語会は「多くの皆さんに自分の名前を覚えてもらいたい」(三段さん)との思いから、出演料を客が決める「投げ銭」で取り組む。会議室など屋内であれば場所は不問。即席高座を開設し、約60分の公演を行う。古典落語、創作落語を2席に分けて披露する予定。

 十勝・帯広で実現すれば、文枝襲名披露公演(音更町)の前座以来3年ぶりとなる。文枝さんは「生まれた大地・北海道から大阪にホップし、島根にステップした。再び修業を終えて北海道に戻ったからには、芸も人気も大いにジャンプしてほしい」とエールを送っている。

 投げ銭落語会の申し込み、問い合わせは同事務所札幌支社(011・219・1122)へ。定員は20人以上を希望。未就学児の入場は不可。

 三段さんは18日午後、FM-JAGAに出演。無類のカレー好きぶりが紹介され、「やっぱりナンバーワンはインデアンカレー。インデアンに勝るものは食べたことがない」などと話した。(関根弘貴)

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