スタントマン事故再現 帯北高生が交通安全学ぶ
帯広北高校(高橋雅人校長、生徒560人)で14日、スタントマンが事故を再現してみせる交通安全教室が開かれた。生徒はスタントマンに自らの姿を重ね、事故の恐怖を目に焼き付けていた。
JA共済連北海道、道警釧路方面本部、帯広署、道、市、同校の主催。事故の怖さを実感させる「スケアードストレイト(恐怖の直視)教育技法」による教室で、神奈川のスタント会社「シャドウスタントプロダクション」のメンバーが、高校生に特に多い自転車事故を中心に再現した。
一時停止を無視した自転車が乗用車と衝突してスタントマンが跳ね上げられると、生徒からは悲鳴が上がった。また、12日に釧路で男子高校生が犠牲になった事故と同じ大型車による左折巻き込みの再現では、生徒は車に踏みつぶされた自転車を見て沈黙していた。
生徒会長の木村麻希さん(3年)は「思っていたより事故の衝撃が強くてとても怖かった。いつもスピードを出して自転車に乗っていたが、気を付けて運転したい」と気を引き締めていた。(丹羽恭太)